くらみ、めまい、気を失ういわゆる失神などを「貧血」ということが多いと思います。
しかし、これらは頭への血流が一時的に減少する「脳貧血」のことであり、本来の「貧血」とは異なります。
医学的に「貧血」とは、正常の大きさの赤血球が減少することです。
赤血球は、全身に酸素を運搬する大切な役割を担っています。その赤血球が減少する貧血は、スタミナ、持久力に直接影響します。
貧血の種類として
①材料不足(鉄、蛋白質、ビタミンB12、葉酸など)
②赤血球の寿命が短くなる(出血、溶血など)
③骨髄の機能が低下する(骨髄の病気、全身の病気など)
貧血の症状
全身症状:だるい、疲れやすい
呼吸・循環系:息切れ、動悸
脳神経系:めまい、頭が重い、頭痛、耳鳴り
皮膚:色白、青白い
その他:食欲がない、月経が不順
貧血を疑ったら
貧血を疑ったら、まず下まぶたの内側を見てみることをお勧めします。赤味が無く白っぽいようでしたら貧血の可能性があります。
確実な診断には、血液検査が必要です。ヘモグロビン値、赤血球数、フェリチン(体に貯蔵されている鉄の量)などを検査します。
ヘモグロビンの正常値は、検査機関により異なります。一般に男性では13~14g/dl、女性では11~12g/dlの間に設定されています。
貧血の予防と治療
まず大切なことは、普段からバランスの良い食事・体調管理を心がけ、予防することです。
実は、食事からの鉄分の吸収効率はあまり高くなく、10~20%と言われています。
1日の鉄分の摂取量は、20~30mg必要と考えられます。
鉄分の多い食品(ひじき、切干大根、ほうれん草、納豆、豆腐、魚の赤身、貝類、レバー等)を、吸収効率を高めるビタミンCと一緒に取ると良いでしょう。
野菜類の鉄分は、吸収されにくい非ヘム鉄が多く、お茶やコーヒーと同時に摂取するとさらに吸収されにくくなります。緑茶や紅茶などは、食後しばらくたってから飲むようにしましょう。摂取量が十分でない時は、サプリメントで補充する方法もあります。
日ごろのストレス・肉体的な疲労をため込まない事が大事になってきます。
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